
当日の流れはこうなっています。
1.オープニング
最初は、キーデザインや対話カフェの簡単な説明をし、アイスブレイクをします。このアイスブレイクから対話カフェの空間づくりはスタートです。
2.トークセッション
アイスブレイクを終え、場の緊張がほぐれたあとは、さっそくゲストの時間です。キーデザインスタッフより、質問させていただきながら、話を進めていきます。「当時の心境は?」「この時は何があった?」「周りの反応は?」そんなことを聴いていきます。
3.対話の時間
トークセッションのあとは、参加者同士の対話の時間。初めましての人同士ですが、不思議と素直な感想や意見が飛び交います。これも対話カフェならではです。
4.クロージング
最後にクロージング。今日の振り返りを簡単にし、キーデザインの今後のプログラムの紹介や関わり方の提案などをさせていただき、終了します。
アイスブレイクで”ふつう”をこわす

まず始めはアイスブレイクから。
本当は内容をここでお伝えしたいところですが……
これは来てみてのお楽しみにします。
ほぼ確実に、参加者の中にある”ふつう”や”あたりまえ”がこわれます。
写真がヒントですが、詳細はまた機会があれば…。
共感を生むゲストトーク
毎回、過去に生きづらさを抱えていたゲストにお越しいただき、キーデザインスタッフが聴き手になり、赤裸々に過去の話をしていただくトークセッション。今回のゲストは、宇都宮大学に通う大瀧真優さんでした。高校の頃、過敏性腸症候群と適応障害と診断を受け、半年ほど不登校になり、そのまま中退。その後、母の勧めで行った不登校生向けの海外留学で、高校を卒業することができ、日本に戻り宇都宮大学に入学しました。当時の辛かった日々や友人関係、また親との関わりなど、話していただきました。
<印象に残っている話など>
・辛かった当時は生きることすら義務のように感じていた
・教室や電車など、密閉され、人が大勢いる空間が嫌だった。あの逃げられない感じが。
・留学先のニュージーランドで出会った大自然が私のすべてを受け入れてくれた
・今同じように悩んでいる人がいたらハグしてあげたい。言葉とはまた違う感じ。ギュッとハグする感じ。
・今でも時々つらくなることはある。ただ、私を受け入れてくれる人がいるおかげでなんとかやれている。
不思議とありのままを表現できる時間に
ある一般男性の方は昔学校に行くのが嫌いだった話、あるお母さんは不登校の息子のことで悩んでいる話、ある学生は自身が今学校に行くのがつらい話、とそれぞれが普段は言えない、自分の悩みや不安について打ち明けていました。アイスブレイクでつくり出した他人を受け入れる姿勢、ゲストの話を聴いて思い出した過去の記憶、それらが複雑に絡み合って、結果、初めましての方を目の前にしても、自分の弱みとも言える内容を打ち明けられるようになりました。
このあと本当はイベントは20:30終了なのですが、話は尽きることなく、21:00過ぎまでいらっしゃる方が多くいました。嬉しい限りです。
みなさん今回はお越しいただき、本当にありがとうございました。またお会いできるのを楽しみにしております。
アンケートより



参加目的を教えてください。
・不登校をどう乗り越えたのか、不登校を経験してどのような目標(やりたいこと)、世界が見えてきたか聞きたい。
・不登校の方とお話しをしてみたい
・ひとくちに不登校と言っても、いろいろなケースがあると思います。いろいろな方が抱えている気持ちを、うかがってみたいです。
・不登校を解決するためにまわりができること、また逆にしないほうがいいことはあるのかなど知りたいです
・限りない一人一人の可能性が、親・友人・教師・社会の限られた尺度で測られてしまう現実は、世の中が生きづらく、また恐れや心配になるのも当然のことだと思います。そして自分で自分の可能性が見えなくなったときには絶望でしかありません。自分もそのような経験があったし、また兄も不登校の時期があったので、そういった経験から、私も何かいま悩んでいる人たちのためにできることがあるのかなと思っています。まずは寄り添いカフェに参加してみたいなと思いました。
・もしかしたら不登校の息子(中1)も参加させていただくかもしれませんが大丈夫でしょうか?
・春から学校の先生になるに当たって、自分に何ができるのか、また不登校の生徒は何を感じているのか、について知り、これからの自分について考えて行きたいと思っています
・前回参加してみて、なによりいい雰囲気だなと思いました。まだ空きがあるようですので、今回も参加してみようと思いました。まだ参加可能でしたらよろしくお願いします。
・不登校になってしまう人の気持ちが知りたいです。
・今まで身の回りで経験があったものの、不登校そのものについて考えたことがありませんでした。たぶんどんな話も初めて聞くことだと思うので、いろいろ学べたらいいです◎
・不登校というキーワードに引っかかっており、将来教師を目指す者として(まだ絶対なりたい!って決まってるわけではありませんが、、、)関わってみたい、参加してみたいと思い申し込ませていただきました。教師になるか否かよりも、人に寄り添える人になりたいっていうのが大きな理由かもしれません。
・自分の不登校経験が少しでも人の役に立てれば、と思います
参加した感想を教えてください。
・居場所づくりはとても大切なことだと思いました。
・思った以上に意義深いひとときでした。
・今回も楽しく良い雰囲気でした。短い時間だったけど、いろんな話を聞けて良かった。また参加したいと思います。
・代表の人がとても感じが良かった。
・ゲストと同じニガテがあって、いっしょだ、と思いました。
・なかなか、多様な経験を持っている方が多くて、考え方が広がった。悩んでいる大人もいることを、悩んでいる子どもも知ったほうがいいかなと思った。
・苦しんでいたのは自分だけじゃないと気付けた。あと、元気になれる感じがした。苦しんでいたいのはムダじゃなかったことがすごくわかった。
・まゆさんの悩み、娘の悩みとリンクし、克服させなくていいんだ、大丈夫な方法を見つければいいんだ、と思えました。違っていい、ワクワクすることで、自分を生きていきたい、そんな背中を見せていきたい
・不登校や考え方があって、それをもとにいろんなことを考えられたのは、今回の大きな収穫だった。普段深く考えないようなことを考えさせてくれるいい場所だったと思う。ありがとうございました。
・20歳前後ながらに、大人以上に深く物事を考えていることに驚いた。大人である自分たちが様々な選択を示してあげられるよう関係性を作っていきたい。
・時間が短いと感じるほど、中身がつまっている。留学や定時制、通信制、高卒認定、フリースクール等など、学校が合わない時点で、普通に選べる制度にすべきで、次の教育機会確保法で方向づけるべきと考えます。
・いろんな人と関われて良かったです
・自分に何ができるんだろう、と思いました。
・緊張していたけど、最初まゆさんと話せて落ち着けました。ありがとうございました。 まゆさんの「今日も生きなきゃ、と思っていた」「感情が何もなかった」という言葉が印象的だった。 グループで「生きづらさは、ずっと抱えるもの?」という話になり、制度の問題と、気持ちの問題は別だなーと思った。 制度がよくなっても、解決しない。 制度が完璧になるわけないし。 多様な選択肢があっても、子どもだけではたどり着けないのではないか。どうすればいいのか? 近いからこそ難しい家族の問題。 小学校中学年で、親に頼れないと悟った方。その後の人生。 先生の不登校への目線、自分の子どもと他人の子どもだと違うという話。なぜ? 生徒の自殺について、実際はもっと多いという話が衝撃だった。 みなさんそれぞれ全く経験も立場も違っていて、どう話を聞けばいいかとまどった。 (いつも学生同士で話すのとは、全然違っていて、なんだか後々になってすごく学びになるような感じがしました) 何もできなかったけど、グループでその後もっと話せてたらいいなー、と思いながら帰りました。
・やさしい空間でした。大好きです。 言葉で伝えるのが苦手なので、伝わるかわかりませんが‥ 運営側、参加者の方ともに愛が溢れていたなぁと思います。自分と、そして大切な誰かと向き合い、悩みながら、辛いけれど、それでも前に進もうとしているみなさんが本当に本当に大好きです。愛だと思っています。そして対話カフェは愛の空間でした。 東京にもそういう場所はきっとあるとは思いますが、見つけられないです。笑 これは私だけかもしれませんが、どんなに素敵な空間でも、自分の居場所だと思えるようになるのはハードルが高いなって感じています。性格の影響もかなりあるとは思いますが、人見知りだし緊張しいなので心を開くのには時間がかなりかかります。笑 もっとたくさんお話し出来たら良かったです。私ももっと話せたら良かったです。 やさしい空間をありがとうございました。
・多くの方が不登校に携わり、経験し、考えていることに安心感を持った。 また、繋がりができて心強く思った。
・貴重な話を聴けたなあと思います。話にくいことを話してくれてありがとうございました。