学生の声(大学生・女子1)

チャンスを与えてくれる場

Q.キーデザインと関わり始めたキッカケは?

個人的な関わりはJOB会が初めてでした。「紛争、戦争、女性、子ども、高齢者など広いテーマで、声をあげられない人々をとりあげる」ジャーナリストになりたいと考えていた私は社会人のTさんに会いたくて、参加しました。そのあとTさんへ取材をさせて頂く機会を与えてもらいました。それが初めて、自分で取材をして、記事を書いて、社会に発信できた体験でした。取材の中でTさんの故郷のことが話にあがり、人に読まれる記事にしたいと考えていた自分は、話から感じ取ったことをそのまま文章化して世に出そうとしていたのですが、Tさんに添削していただいた時に「この表現は故郷の人を傷つけてしまう可能性があるから、あまり…」とご指摘頂いてとても反省しました。私の記事が公に出て読まれることによって、Tさんやその周辺の人にどんな影響があるか、どう感じられるかまで考えていませんでした。その後Tさんと電話でお話した際に、言葉や文章はそれだけ人に影響を与えることがあるから、気をつける必要があると教えて頂き、非常に学びとなりました。 

 Q.当時はどんなことに困っていた?

 

取材する力、記事の書き方を学びたかった、そして発信したときの周りの反応や感想を頂いて成長に繋げたかったです。大人、社会人との出会いも欲しかったです。大学にいると、大人は=先生、職員くらい。でも卒業して働き始めると、そんな環境ではないはずです。これから先は年上の人との関わりがどんどん増えていくので今、大人との関わりを持つことで、将来のためになると思って。困ったり、悩んだりしたことを相談できる先輩との繋がりが欲しかったです。

 

 Q.JOB会を通して、何を感じた?

 

会社の広報部で働くKさんの仕事についてお話しを伺い、新聞社で働くTさんとは違う形でのジャーナリズムを学び、社会っていろんなやり方、作り方があることを学びました。Tさんは普段、新聞記者として人に話を聴くことを仕事にしているので、あまり人の前で話すのは得意じゃない、という話をされていて、記者とは伝えることだけでなく、人の言葉に耳を傾けることが本質だと気づかされました。まだ学生である自分は普段、なかなか社会人と出会える機会は少ないが、同じテーブルを学生と社会人で囲んで、気になることを聴けて、楽しかったし、自分の将来にも繋がることを学べて良かったです。

Q.社会人への取材活動にも取り組んでいましたよね?

 

取材する前は分からないことばかりで、緊張して不安もありました。でも、いざ取材が始まってみると、自分が想定していなかった回答を頂いたり、質問したいことがどんどん増えたり、ワクワクする時間でした。取材そのものを楽しめていたので、取材が終わってみて、これで記事を書けるのかまた心配になりました。好奇心のままに取材させてもらえたことはありがたかったですが、記事にすることでどれだけ周りに影響を与えられたか、反応を得られたか、という結果の面においては分からず、不安は残ったのが正直な感想です。

 

Q.先輩社会人S先生(小学校教諭)の取材はどうでした?

元々はメディア関係の方にお話を聴きたい気持ちが強かったのですが、普段から教育って大事だと思っていて、人が育っていく過程がクリーンじゃないと、まっとうな人間に育つかどうか、変わってくると思うんです。日本においては、必ず全ての人が通る道であろう学校、という空間にいる教員の方には興味があって、お話を聴いてみたいと思っていました。

ご自身の体験をふまえて、「受験に失敗してもこうやって教員にもなれる。失敗したことが悪いのではなくて、失敗を直そうとしないのが良くないこと」とおっしゃっていて、小学校でこういうことを教えられる先生がいるのは本当に大事なことだと思いました。いじめなど難しい質問に対しても、包み隠さず、なんでも素直な意見をあげていただいて、その回答もまた素晴らしくて、こういう先生がたくさんいれば、今後の社会も安泰なんじゃないか、クラスもすごくいい雰囲気なんじゃないか、もちろん家庭も。そんな印象を与えてくださる先生でした。

 

取材をしてみて感じたのは、自分の中に偏見を持ったまま、質問していたら、取材として成り立たないと思うのですが(昔はそうだったと思います)、相手の考え方や価値観に沿った質問をすることができるようになって、相手が「そうそう」とか「まさに」という回答をいただけるようになっていたことに気付いて。そこは成長できたかなと思いました。質問を投げた時に、相手の「こうこうこうだと思います」を消化、理解できなかったとき、「それはこういうことですか?」と確認作業ができるようにもなりました。


Q.取材以外に、学生ソーシャルピッチにも参加していました。どうでしたか?

お誘いを頂いて、自分のことを整理する時間として参加しようと思いました。たくさん自分を掘り下げて頂いて、自分の性格や想いを明らかにする、整理するという意味では、とても参考になりました。本番、大勢の大人の前でプレゼンをしてみて、すごく緊張しました。自分の想いや考えを外に発信する機会は今まであまりなかったのですが、自分をいったん整理して表現する場として、いい通過点だったように思います。そこでお話しをさせて頂いたある方と、そのあともいろいろお世話になって、その繋がりが今も活きていて、あの場はもちろん、その後の繋がりもすごくありがたかったです。


Q.留学などでインドに行ってみてどうだった?

多様性のうずの中に身を置いて、それを理解できる自分になりたいと思って、人種も言語も文化も入り混じったインドに行きました。実際に行ってみて、正直予想していたほどの成長はできなかったと思っています。好奇心を強く持って行ったのですが、実際に行ってみると、宗教観の対立なんかも、学校だったり、地域で異なったり、地域や人で全然考え方が違ったり。現地に行ってみて、わかったこともわからないことも増えて、ただ奥が深いなという答えが出ました。より興味が増したんです。ジャーナリストになってまた来たいと思いました。現地との繋がりはできたので、将来的にインドで動く時の助けにはなると思っています。行ってみて生まれた謎を、さらに深堀していきたい、そんな興味を持てたことが良かったです。どこに行っても、何をやれと言われても、なんでもできるタフネスさ、というか、自信はついたと思います。ふるさとに帰りたいという気持ちがあることに気付くこともできましたし。食べ物だったり、人だったり、地域だったり、そういうものへの愛情が再認識できました。


Q生き方の学校にもゲスト出演しましたが、どうでしたか?

出演のお誘いを頂いたときは、よしきた!!と思いました()私なんかの話が誰のためになるかは分かりませんが、少なくとも土橋さんに私という人間を掘り下げてもらえることが私にとって自分の整理と自己肯定になることが自分で分かっていたので、出演のお誘いが素直に嬉しかったです。自分のSNSでも広報させてもらっていたので、自分の友人やキーデザインのアカウントから繋がった方がたくさん見てくれたようで嬉しかったです。出演後、海外在住の知り合いからも時間をかけて見たとご連絡頂きました。ライブ配信は、誰でも見られる怖さもありますが、場所にとらわれず自分の伝えたい事を配信できる現代の強いツールだと感じました。


Q.最後に一言お願いします。

キーデザインは出会いやきっかけ、チャンスを与えてくれます。こんな機会や出会いが欲しいと言えば頂ける場だと思っています。私が記者志望だったこともあると思うのですが、取材等のプロジェクトにも何度か関わることができて。自分が描いている将来のことや、人になかなか話せない悩んでいる過去のことなど、色んなことを聴いて、かみ砕いて、理解しやすいようにアウトプットを手伝ってくれる場です。そういう悩みを抱えている学生は関わってみたらどうでしょう。学生が求めているサービス、というと変な感じはしますが、でもそのスタッフの方の性格とかそういうものも上手くに影響して、価値観を受け入れるとか、悩みを解決まで導く、そんな雰囲気がキーデザインにはある気がしています。

 

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