フリースクールミズタマリは、宇都宮市内に2019年6月にオープンした不登校の小中学生の居場所です。現在、宇都宮市弥生で運営しています。
運営は、若手スタッフを中心に、大学生のボランティアさんもいます。
時間割もルールも一斉授業もありません。
”勉強を無理に教える先生”もいません。
いるのは、子どもたちの心に寄り添い、子どもたちの安心や成長を見守るスタッフです。
まずは家族以外の人と関わること。
同世代の子ども達同士で、関わり、心を通わせ、感じ、学び、成長していく場所。何よりも”子ども達の安心”を一番に考え、フリースクールを運営しています。
私たちが大切にしていること
1.対話を大切にします
私たちはフリースクールを、「学校へのつなぎ」ではなく「学校と同等の機関」として捉えて運営しています。それぞれの事情があり、学校へ行けない・行かない子ども達。本人が希望しない限り、学校へ無理に戻すことはしません。まずは「外に出るのが不安」「人に会うのが怖い」そんな気持ちにある子ども達が、安心して来られる第一歩をここでつくります。子どもたちが何を感じ、何を考えているのか、それを知るために対話の時間を大切にします。
2.十人十色の関わり
「みんな平等に」ではなく「全員に違った」関わりをします。
どんな子どもにも得意・不得意があります。ある子どもは、大きな音や人混みが苦手ですが、想像力豊かで、創作活動が大好き、好きなことには人一倍、一生懸命になって取り組むことができます。ある子どもは、ルールに縛られることが苦手ですが、人懐っこく、自分より小さな子の面倒見も良く、同世代が集まれば一人ひとりに気を配りながら心地よい空気感をつくることができます。
私たちはそんな一人ひとりの個性を知り、できるところは伸ばし、苦手なことは支え合う、そんな生き方を学べる場所をつくります。
3.自立=支え合い
人はつらい時でも我慢してしまうことがあります。「(本当はつらいけど、でも迷惑はかけたくないし、自分でがんばればなんとかなるはず…そうだ、うん)大丈夫」大人のみなさんもそんな風に思いながら「大丈夫」と言ってしまった経験があるはず。子ども達もそうです。勇気を振り絞って助けを求めようと思っても、自分自身、まだその気持ちに気付けず言葉にできないこともあります。生きていれば必ずつらくなることはあります。弱さを素直に他人に見せ、つらくなった時にひとりぼっちにならないように。「人に助けてもらうこと」「人を助けること」それが当たり前にできることを目指し、子ども達とフラットな関係性を築けるような雰囲気づくりをしています。
ミズタマリでのすごし方
パンフレットはこちら
卒業生(保護者)からのメッセージ
ご利用をお考えのみなさんへ
時間、料金など
【日時】
毎週(月)(火)(木)(金)13:00~17:00
※祝日はお休みです。夏休みなどの学校の長期休暇中も、ミズタマリはオープンしています。
【料金】
週1~4コースで選ぶことができます。
詳しくは窓口までお問合せください。
【場所】
栃木県宇都宮市弥生2丁目8-8
宇都宮文化会館より徒歩約10分、東武南宇都宮駅から徒歩8分でです。
見学・利用のご相談はこちら
「見学の日程を相談したい」
「もう少し知りたい」
「まずは子どものことについて相談した上で、利用方法など決めたい」
そんな方は下記の友だち追加ボタンより、専用のLINE窓口へ登録し、ご連絡ください。
LINEを使っていない方は、電話でも対応できますのでご連絡ください。
電話番号:080-1853-6296(代表土橋)
普段のフリースクールの様子
視察をご希望の方はこちら(支援者や教育関係者などが対象)
私たちはフリースクールの在り方や存在意義を一般の方々にも知っていただき、不登校に悩む親子にとって生きやすい社会を作っていきたいと考えています。
一般の方や支援者などの方で見学をご希望の方は、下のフォームよりお問い合わせください。
その他
🍀2019.9.24 東京新聞に取り上げていただきました。記事を読む
🍀2019.9.3 産経新聞に取り上げていただきました。記事を読む
2021〜2023年度はフリースクール運営費の一部を、日本労働組合総連合会栃木県連合会にご助成いただいています。
よくあるご質問
Q.見学をしたいのですが、保護者だけでも大丈夫ですか?
A. 親御さんのみでも大丈夫です。お子さんが「外に出ること」「家族以外の人と会うこと」に抵抗があるご家庭も多いかと思いますので、まず親御さんのほうでお越しいただき、フリースクールの様子をご覧いただければと思います。上記連絡先より必ずご予約をお願いします。
Q.今の利用者の学年や人数など教えていただけますか?
A. 2024年4月現在、全体の登録者は約20名、1日の利用者は少ない日で5、6名、多い日で10名前後と曜日により異なります。小1~中3まで在籍しており、小学生・中学生比は約半分、男女比も約半分です。
Q.学校の出席扱いにはなりますか?
A. これまで10以上の小中学校から出席認定をいただいています。基本的には学校毎の判断となりますので、利用が始まったのち、各学校とのやりとりでその可否が決定します。
Q.フリースクールでは、勉強は教えてもらえますか?
A. 勉強をしてほしい、とお子さんに対して思われる方もいらっしゃるかと思いますが、こちらで授業などの時間を設けて勉強を教えることは基本的にはしません。本人がやりたいという意思を持っている場合には、学習支援教室での勉強指導の経験があるスタッフ、元教員、現役の大学生が教えることは可能です。私たちは勉強よりもまず本人の心の安定、また人とコミュニケーションをとり、安心して外出ができる、人と関われる状態になることを大事な目標としているため、このような対応をさせていただいております。
Q.フリースクールに通わせたいと思うのですが、子どもが人と会うのを怖がっています。どうすればよろしいですか?
A. 家族以外の人と会うことに抵抗があるお子さんも大勢います。その場合は、フリースクールのスタッフが1,2回、直接ご自宅に訪問し、お子さんと顔合わせをし、安心してもらった上でフリースクールに来ていただくこともできます。zoom・電話での面談や、コミュニケーションをとることにハードルがある場合には、フリースクールの紹介動画をお見せすることもできます。当会では「ホームスクール」という定期的に訪問する形でのサービスもございますので、そちらで数か月関わり、関係性をつくってからフリースクールに切り替えるケースもあります。お子さんにあった形で丁寧に最初の関わりを持ちたいと考えておりますので、まずはご相談ください。
Q.子どもは発達障がいの診断を受けていますが、通わせることはできますか?
A. 発達障がいの度合いにもよります。フリースクール(複数の空間)に徐々にでもなじむことができそうであれば受け入れもできますが、まずコミュニケーションの取り方から身に着ける必要がある場合はホームスクール(個別の家庭訪問)をお勧めしています。まずはご相談いただき、お子さんの様子を伺った上で相談させてください。お子さんの特性やペースに合わせて、適切な環境を用意するための配慮となりますので、保護者の方の最初のご希望に添えない場合もありますが、相談しながら決めさせてください。